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setback

退官を考える時

1 申し上げたいこと
 ダラダラ書いてしまうので,はじめに結論を書いてしまいます。
 検察官・裁判官を問わず,退官を考えること・時があります。色々ありますから。
 ただ,インターネットで「裁判官 退官」で検索しても,何も出てきません。(もっとも,弁護士名簿登録後,弁護士業を始める場合の種々の手続きは,要するに,個人事業主として事業を始める場合と同じですから,「フリーランサーになるためには」等々のサイトがいくらでもあります。)
 誰かに具体像を教えてもらって心理的,具体的な準備をしておきたい。あるいは,退官も考えないではないが,退官後の状況次第では,この程度のことは耐えなければならないかも考えたい。しかし,知り合いの退官者には何となく聞き辛い,一方,知り合いでない退官者には連絡の付けようもないのが実情です。
 
 レンタルサーバーをレンタルしており,サブドメインはいくらでも作れますので,いずれ,そんなサイトを作ってもいいかなと思っています。が,目下のところ,そこまでの余裕はありません(とりあえず,サイトだけは確保しました。)。

 ただ,「同病相憐れむ」との言葉もあります。私で良ければ,退官から弁護士登録,あるいは,事務所開設までの具体的な手続きや失敗談等をお聞かせするのにやぶさかではありません。アクセス頁のメールフォームを使ってメールを送信して下さい。氏名・電話(携帯でも可としましょう)やメールアドレス(モバイルメールアドレスは不可とします。携帯に慣れていませんので,小さい文字で比較的長いモバイルメールアドレスを入れるのは苦手です。)を記入していただければ,折り返し御連絡申し上げます。

 匿名で,あるいは,書面やメールでということもありえようかと思いますが,どなたかも分からない方に自分の人生を語るつもりはありませんし,その他こちらの事情もあります。お断りします。

 なお,この半年余の経験のためにかなりの出費を強いられております。申し訳ありませんが,最低,法律相談なみの有償性はお願いします。

 また,私の存じ上げている方からの御相談,あるいは,電話による御連絡を拒む趣旨では決してありません。色々差し障りがおありでしょうから,SSLで厳秘のメールがよろしかろうかという趣旨です。

2 殺意との並行的理解
 ある事件で,当人が「そのころから殺すことをずっと考えていました」と供述しているためか,左陪席の人が,「殺意はかなり前から抱いていたと思います」と言ったことがありました。
 それに対し,「この『殺す』は,正確には『殺したい』でしょう。単なる願望でしょう。客観的には予備も何もしていませんから」と申し上げたこともありました。

 ただ,原因・動機がなんであれ,「退官したい」が重なれば,「退官するぞ」になります。
 仕事熱心で,鋭く,気配りもしてくれる部総括裁判官(裁判長・部長)ももちろんいます。が,非常識で,仕事をせず,記録もろくに読まず,事件のことを話題にしてもはかばかしい反応がない,妙にケチで,まるで流しの排水口からの匂いのような口臭もひどいので,思わず,話は聞きますから,そっち向いて話してくれませんかと言いたくなるような裁判長,裁判所所長には事欠きません。
 中でもひどいと思ったのは,部総括裁判官なのに,「ぼくは,裁判長やりませんから,できませんから」と平然と口にする人でした。
 それを聞いて,思わず,「なぜですか,この3人でやればよろしいんじゃございませんか」と二度,三度問い返しました。もちろん,「裁判長しないというなら,せめて右にでも座っていて下さい」との意味も込めました。答えは,「やらない,できない」の繰り返しと,「まさか,右には座れませんしね」でした。通じていました。「裁判長をしないなら,右に座る」を不文律にしなければなりません。それを屈辱と思うなら,裁判長をしろ,そういうことです。
 民事刑事その他を問わず,部総括の事件配点は,合議の裁判長をするという当然の前提から,軽くなっています。
 その部総括の場合は殊に軽く,在宅事件は我々の2分の1(件数にして五,六百件減),身柄事件でさえ2割引(これは数十件減)でした。
 一方,民・刑の合議の場合,左は単独事件などなく,合議専門です。ところが,少年では,左も右並の単独事件を抱えており,上記のとおり,最も暇なのが裁判長です。
 しかも,民事の場合は,言い渡し日も多少の融通が効きます。刑事も,勾留更新の回数に制限があるわけではありません。一方,少年の場合には,観護措置の更新は,原則一回です。
 ですから,大事件で左が起案等に専念しなければならないような時期が見込まれる場合は,計画を立て,その時期に終わりそうな事件は,暇な部総括が引取る等のことが必要です。右にそんな余裕はありません。
 ところが,その最も暇な人間が合議事件処理に加わらず,「私はやりませんから」だけで,平然と定刻の5時前に退庁します。
どこかにひずみが出るだろうと思いました。そして,もちろん出ました。左が決定を仕上げられません。
 なぜ,こんな人間が部総括か,なぜ,こんな人間を部総括に任じているのか,その無責任さ・いい加減さに心の底から湧き上がる感情がありました。何という甘い組織か,想像を絶します。
 後に周囲から聞くところでは,その部総括は合議事件の裁判長をしないので有名な人であったそうです。そういう無能な部総括の専制・不合理・無理を放置して平然としている裁判所も無能な裁判所だと思いました。
 こりゃ,また,こういう奇妙人にいつ付き合わされるか知れたもんじゃないなぁというのが実感でした。
 その人物は,部総括を退官後,こんどは簡易裁判所判事として,なお,禄を食み始めたようでした。驚きます。
 
 懇親会などで,ビールを注ぎながら部総括の手をよく見るいると,コップを持つ手がかすかに震えている場合もあります。アルコール依存です。(未完)

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